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□5000人突破!キリ番記念 O STORY DATE V (嫉妬)
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オーストラリアから帰国して一週間。
私とおーちゃんの関係は直ぐに皆に知られた。
そして私が不安に思っていたジャニーズ事務所にも知られたというより、おーちゃん自ら出向き話してくれて公けにならない事だけ注意されただけで特に言われなかったらしい。
ジュリーさんは既に一緒にオーストラリアに行く時点で予想していたんだとか・・・。
嵐は10周年目を迎え勢いのある大事な時期、新番組『嵐にしやがれ』がスタートした。
一方の私は京都と東京のジャニーズファンタジーの舞台が軌道に乗り新たな脚本と翻訳では無く作家に戻り今まで溜め込んだ作品の仕上げに取り掛かっていた。
仕事は増え嬉しい悲鳴をあげる。
そんなある日の事。
大野くんは新ドラマ『怪物くん』の収録に大忙しで相葉くんは泊まり込みのロケが多く不在。
夜、8時頃ニノと松潤が同時に帰宅し一緒に夕飯を食べる事になったのだが・・。
ニノ:「ねえ、おーのさんのどこがいいの?」
急に藪から棒に質問をぶつけてきた。
沙織:「・・・え、どこって言われても・・・」
具体的に言えない自分に少し戸惑いつつ松潤が口を挟む。
松潤:「いつ頃から惹かれたとかないの?」
沙織:「・・・うーん・・何だろう・・?気づいたら好きになってたって感覚なのかなあ・・。だからいつ自分が惹かれたとか具体的に聞かれてもわかんないかも・・・」
ニノ:「やっぱ部屋が隣同士っていうのも大きいの?」
沙織:「それはあるかもしれないね。でも偶然でしょ?この部屋の順番ってどうやって決まったの?」
松潤:「どうだったっけ?」
ニノ:「さあ?」
沙織:「じゃんけんとか?」
松潤:「いや、なんか自然に俺ら好きなとこ(部屋)入ってって決まったよね?」
ニノ:「うん」
沙織:「話し合いも無く?」
ニノ:「うん」
沙織:「へえ〜」
ニノ:「じゃあ、仮にさ」
沙織:「うん」
ニノ:「仮に大野さん以外のメンバーが隣の部屋だったら?」
松潤:「どういう事?沙織ちゃんの部屋の隣がリーダー以外のメンバーだったら付き合ってたか?ってこと?」
ニノ:「そう!好きになってたかなって」
沙織:「ああ・・その質問ねえ・・多分ないかもしんない・・」
ニノ:「・・・」
松潤:「・・・」