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□ジャニーズファンタジー『kyo to kyo』に向けて
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翌日、早く仕事が終わった大野は沙織と共に実家へ向かった。
🏠大野家
沙織:「・・あの・・」
大野:「ん?」
沙織:「私なんかが上がり込んで問題にならない?」
大野:「何で?」
沙織:「何でって・・見ず知らずの私が来てお母さん困るんじゃないかなあって・・」
因みに現在大野くんの部屋にいます。
大野:「大丈夫だよ。そんな事気にしないでゆっくりしてきなよ。」
沙織:「いや・・そうしたい気持ちは山程あるけどそうは出来ないんだよ、おーちゃん・・」
大野:「フフ・・よっぽど追い込まれてるんだね」
母:「あった!あったわよ!智〜!」
大野:「!」
沙織:「本当ですか!?お母さん!!」
母:「え?」
大野:「ブッ・・」
沙織:「あ、ごめんなさい・・つい・・」
母:「フフ・・いいのよ。気にしないで。私もつい驚いちゃって・・はい、これが京都の台本よ。ちょっと埃っぽいけど・・」
沙織:「ありがとうございます!」
紙袋に入った当時の台本の数々を受け取る。
そして大野と沙織は中身を見る。
沙織:「源平の話?」
大野:「うん」
沙織:「何の役だったの?」
大野:「牛若丸」
沙織:「へ〜!凄いね!主役じゃん!これは何分?」
大野:「確か・・・15分ぐらいじゃ無かったかな・・ごめん、あんま覚えてねーんだわ・・」
母:「ここにプログラムがあるわよ」
大野:「本当だ。・・・15分だわ。」
沙織:「この量で15分かあ・・・凄い詰め込むか割くか・・・」
沙織は考え込む。
母:「沙織ちゃんは作家さん何ですって?」
大野:「うん。今、『kyo to kyo』の舞台の演目のをやってるの。」
母:「へえ〜そう〜・・」
大野:「初めて脚本書くんだって」
その時、沙織はある一点に目が止まった。
沙織:「・・・・💭」ジーーー・・・
大野・母:「「?」」
大野は沙織の目の先を見る?
大野:「それおいらが作ったフィギュアだよ。見る?」
沙織:「!?ええ!?これおーちゃんが作ったの!?」
大野:「うん」