シェアハウス
□それぞれの日常
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四人が仕事へ出掛けた後、翔くんが起きてくるまで約1時間半。
部屋に戻るのも面倒臭いと思った私はこのままカウンター席で洋書の翻訳作業をしていた。
しかし・・・
時刻9時半
沙織:「・・・」
翔君の部屋:「・・・💤」
時刻10時
ピンポーン
ピッ
沙織:「はーい」
松下:「松下です。おはようございます。」
沙織:「おはようございます。今開けますね。」
編集者の松下さんが到着。
昨日、受け取って貰えなかった翻訳済みの洋書を取りに来た。
しかし
翔君の部屋:「・・・💤」
まだ起きてくる気配がない。
松下さんが書斎部屋からダンボール一杯の箱を重そうに運んでる中、私は手伝う余裕無く仕事している事更に1時間。
ガチャ
翔:「・・・」
翔くんやっと起床
松下:「んっ!!」😣
沙織:「! おはよー翔くん。遅いよ〜」
翔:「おはよう。ごめん!ほんとごめん!」
沙織:「寝坊?どうする?朝というよりお昼ご飯になっちゃうね。」
翔:「食べる食べる!」
沙織:「時間大丈夫なの?」
翔:「実は言い訳させて貰ってあれなんだけど・・昨日、マネージャーからメール入ってて見たら時間が変更になっててゆっくり寝れるようになったんだ。沙織ちゃんに伝えたかったけどもう遅いし寝てる時間だったから・・」
沙織:「そっか・・じゃあ仕方ないね。」
翔:「ところであの人なにしてんの?」
沙織:「ああ・・昨日持って帰れなかった本取りに来たの」
翔:「ふーん・・」