シェアハウス
□ジャニーズファンタジー『kyo to kyo』に向けて
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私がこのシェアハウスに来て早くも半年が経過。
ジャニーズ事務所のジュリーさんから時々連絡を貰ったりこちらからいろいろ質問をしたりと相談をしたりしているうちにもう来年が来ようとしている。
沙織:「非常にまずい・・・」
何がマズイか?っていうと『kyo to kyo』の開演を来年にするから大急ぎで脚本を仕上げろってジュリーちゃんに言われてしまったのだ・・。
沙織:「ああ!なんで急に決まっちゃうの!💦」
大野:「どうしたの?ブツブツ言って・・💧」
机に向かって嘆いている私にコーヒーを乗せたお盆を持って現れた大野くん。
彼は私がこうして机に向かって仕事をしているとよくコーヒーを入れて持って来てくれるとても優しい青年だ。
大野:「はい。」☕コトッ
沙織:「ありがとう!おーちゃん!✨」
大野:「今日ももしかして徹夜するの?」
沙織:「・・うん・・しないとヤバイ状況になっちゃって・・💧」
大野:「ええっ 大丈夫?身体壊さないでよ?」
沙織:「うん。徹夜ぐらいは平気なんだけど・・正直、家事が出来る状態じゃなくなっちゃって・・松下さんにお願いしといた・・」
大野:「いや、それは別にいいけど・・なんでヤバくなっちゃったの?サボってた訳じゃないんでしょ?」
沙織:「うん・・昨日、ジュリーさんに電話で『kyo to kyo』の開演を来年にするって言われて・・。早く脚本を仕上げて持って行かなくちゃいけないんだよね・・💧」
大野:「マジで!?来年復活するんだ!?✨懐かしいなあ〜・・」
すると部屋の外から
🚪コンコン
沙織:「ん?どうぞー!」
🚪ガチャ
ドアからお皿にサンドイッチを乗せた物を持って松潤が現れた。
松潤:「失礼しまーす!これ、差し入れ持って来たから食べて」
沙織:「わあ・・嬉しい!ありがとう!✨」
大野:「ありがとう!」
松潤:「大野さんに持って来た訳じゃないから!💢」
沙織:「じゃあ、早速おーちゃんが入れてくれたコーヒーもあるしちょっと休憩しよっかな・・」
サンドイッチを受け取るとサンドイッチの横にフルーツも添えられていた。
ソファのテーブルに移動してサンドイッチを口に運ぶ。
松潤:「こんな時間まで起きて本当、忙しそうだね・・」
沙織:「うん・・正直、こんなに追い込まれたの初めて・・ジュリーさんを恨みそうだよ・・」
松潤:「あ、今脚本の・・やってるの?」
沙織:「うん・・モグモグ・・」
大野:「来年オープン予定らしいよ」
松潤:「何が?」
大野:「kyo to kyo」
松潤:「マジで?」
沙織:「うん。だから困ってるの・・」
松潤:「?困ってるって具体的に何に困ってるんですか?だって内容は以前翻訳したやつで決まってるんでしょ?」
沙織:「うん。そうだけど・・あの話しってまだ完結してない長いストーリーじゃない?30分の枠で作ってって言われたけど30分でどのぐらい演技が進められるのか?とか分からないからねえ・・・前の台本とかあると参考になるんだけど・・・」
松潤:「大野さん持ってないの?捨てちゃった?」
大野:「え?」
松潤:「だって大野さん昔、kyo to kyo出てたじゃん。その時の台本とか残ってないの?」
大野:「あー・・実家に行きゃあるかもしんない・・。うちのかーちゃんが多分残してると思うから・・」
沙織:「本当に!?え!?おーちゃん、そっか出てたんだ・・。それ・・あったらお借り出来る?」
大野:「うん。いいよ。明日で良い?」
沙織:「うん!」
大野:「明日はおいら早めに収録終わるから・・かーちゃんに電話で探しといて貰うわ。」
こうして協力な助っ人に助けられ作業がスムーズに進みそうな予感が・・✨