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□3000人突破!キリ番記念 O STORY DATE1 (片思い)
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現在午前9時
今日、おいらはドラマの撮影も個展も無事に終り久々のお休み。
釣りに出掛けようとしたけど漁主さんに今日は無理だって断られちゃった。
大野:「(はあ・・暇だなあ・・)」
そう思って隣の沙織ちゃんの部屋へ行ってみる。
ベランダの睡蓮鉢を通り過ぎ沙織ちゃんの部屋の仕事部屋のサンルームに入ると沙織ちゃんは家事を終えもう机に向って仕事をしていた。
仕事に集中している時の沙織ちゃんは僕の気配に全く気づかないぐらいの集中力で仕事をしている。
大野:「(・・・。おいらも絵描こっかなあ・・・)」
そう思い、新しく描き始めた絵に向かってみるが・・・。
大野:「(・・・なんでだろう・・・今日はまだ気分が乗らない・・・)」
筆を置きぶらぶらと部屋を歩き回りソファに座ってボーッとしてみる・・
大野:「(沙織ちゃんはまだ俺に気づいてないのかなあ?)」
沙織:「・・・・」👈流石に気づいている。
大野:「(コーヒーでも入れてあげようかな・・)」
そう思い再びソファから立ち上がると・・・
大野:「・・・・」
大野はある一点を集中的に見始めた。
大野:「・・・・」じーーーー・・・
そして何やらブツブツ言い始めこの様子を背中で感じる沙織は・・・
沙織:「(・・・え!?何々!?なんかおーちゃん怖いよ・・・💧)」
そして大野はある部分を手で測り始めた。
大野:「置そうだなあ・・・」ボソ
沙織:「・・・何が?」
大野のボヤきに堪り兼ねて返事をした沙織。
大野:「えっ!?聞いてたの!?てか、いつから気づいてたの??」
沙織:「え?うーん・・と・・おーちゃんが筆をポンって置いた辺りで気づいた。何か考えてるのかなあ・・て思ったから話し掛けなかったけど・・。どうしたの?」
大野:「何だ気づいてたんなら声かけてよ〜・・。いや、ここに棚置そうだなって思って・・スペース的に余裕あるから・・」
沙織:「ああ、そうだね〜。それ私も前々から思ってたけど・・どういう棚が合うか分からなくて・・・」
大野:「そうなんだ・・。んでさ、その棚にコーヒー入れる為の道具とか下に小さめの冷蔵庫とか良くない?」
沙織:「うんうん!いいね!おーちゃん今日予定何にもないの?」
大野:「うん。何にもない。さっき絵描こうと思ったけど何か気分がまだ乗らない・・」
沙織:「じゃあ、買い物行かない?一緒に。」
大野:「え、でもお仕事良いの?後で大変になったりしない?」
沙織:「締め切りまじかはいつもバタバタだけど大丈夫だよ。それぐらい、帰ったらちゃんとやるし・・。」
大野:「じゃあ、行こう!」