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引越しって疲れるけど嵐さん達がダンボールの中身までやってくれちゃってお陰様で私物全部見られちゃったけど一緒に住む上にお手伝いしてくれた以上文句なんて言えないよね。
因みに二宮くん、私の服や下着類が入ってるのを見てわざわざ私に渡して来たよ。彼がきっと私の私物に一番詳しくなったに違いない。

櫻井:「すげーな・・全然読めねー」

櫻井くんは洋書の入った箱から本をパラパラ見てる。

松潤:「この本、本棚に入れる?」

沙織:「あ、それはもう終わったやつなんで松下さんに引き取って貰いたいんだけど・・」

松下:「あ、そっか・・じゃあ・・」

櫻井:「えーそうなの?俺ちょっと読んでみたいんだけど・・」

相葉:「翔ちゃん読めるの?」

櫻井:「読めないけど・・カッコ良くない?」

相葉:「なに洋書読んでるのがってこと?」

櫻井:「うん」

松下:「じゃあ、置いていこうか?」

沙織:「正直、この量は邪魔・・; それに今後も増えるんでしょ?」

松潤:「じゃあさ、下の書斎に持っていこうか?本棚まだいっぱい空いてるでしょ?」

松下:「いいんですか?」

二宮:「いいんですか以前に翔さんが言い出したんだからちゃんと読んで下さいよ?読むんだったら。」

沙織:「これ全部は多くない?なんだったらこの中から選んだらどうですか?」

櫻井:「じゃあ・・沙織ちゃんお勧めってある?」

沙織:「何系が好きですか?ファンタジー、サスペンス、ラブストーリーいろいろあるけど・・因みに・・これとこれって確かヨーロッパでベストセラーになってるんでしたよね?」

松下:「そうそう。うちは海外の人気本を集めて翻訳してだしてるんだけどその中でそれは今、大人気になってるよ」

櫻井:「うーん・・因みに沙織ちゃんはどれが面白かったとかはあるの?」

沙織:「私は・・これはまあまあ面白かったかな・・?ジャンルだったらサスペンスとか推理系になるんだけど。」

松潤:「さっき下で言ってた・・あれなんだっけ?ケルト神話?」

沙織:「うん。」

松潤:「そういう系はある?」

沙織:「さっきの続きの話しがこれで・・あと、神話とはまた違うけど歴史を舞台にしたお話し。これは日本じゃ流行らないと思うんだけど・・難しくて・・」

二宮:「J 読むんですか?」

松潤:「うん。さっきのケルト神話の話し面白そうだなあと思って・・」
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