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□オススメのデートスポットは…
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『よかったら次の日曜日出かけないか』

と、メールを貰い浮かれ騒いだ週の始め。京介はただ単に『出かけないか』と言っているがこれは所謂『デート』のお誘いだろう。




土曜日。明日の服装なプランを鼻歌混じりに考えること早三時間。練りに練ったプランを見返していると突然携帯が鳴る。差出人:京介 と表示されていて急いで確認する。

『ごめん。明日行けなくなった。』

メールを開いた瞬間電話をかける。その時間わずか3秒。

「京介ッ!!明日行けなくなったってどういうことだ‼」

『悪い。今日部活中に足挫いて、腫れが酷かったから取り敢えず病院行ったら2,3日安静にしとけって言われて…』

「大丈夫なのか?」

『あぁ。俺から誘っておきながら
本当にごめんな』


気にするな、足あまり動かすなよ、などと軽く会話をした後電話を切る。京介は「また休みの日にでも」と言ってくれたが正直、お互いの予定が合う日など早々ない。何としてでも明日会いたいと言うのが本音だ。

「京介が動かずに済む方法があればいいのだが…」
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