ゴリラの妹は、
□定期テスト
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私たち陽泉は
圧倒的な強さで
決勝リーグも勝ち抜き
I・H本戦へ出場することになったのだが・・・
定期テストが悪すぎるものは
試合に出れないのが
ルールらしい。
「あ、あのぉ
私は悪くても」
「アホか！！
お前が悪かったら、部活中勉強になるからな」
「マジですかぁぁ
正直悪い気しかしないのですが」
本当にどうしようか。
勉強教えてもらえる人なんて
いないよ。
お兄ちゃんは馬鹿だし
福井先輩は絶対怒鳴ってくるし
劉先輩とはそもそも仲いいわけじゃないし。
ああああああああああ！！！！！
「南ちん
俺が教えてあげよっか？？」
え？？？
「敦くん勉強できるの？」
「そこそこ、平均80くらいだし」
「嘘でしょ？」
「なんで嘘つくのこんなところで
南ちんは平均何点？」
「26点・・・」
「南、俺と一緒に勉強だから」
「・・・了解しました」
ということで
敦くんと勉強会。
「で、ここは？」
「だからー
・・・南ちんバカすぎ」
「す、すみません」
敦くんと一緒に勉強してたらわかったんだけど
めっちゃ頭いい。
す、すごい。
「まー、あとは
このコロコロ鉛筆使えばいいから」
「え？これあたんの？」
「めっちゃ、当たる。
怖いくらいあたるからー
あと、俺の分もあるから気にしなくていいし」
「あーそっかありがと！！」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
テスト後・・・
「南、お前何点だった？」
「平均76です」
「「「「ええええええええええええええ！！」」」」
「敦くんのおかげだよ。
ありがと！！」
「んー、別になにもしてねーし」
ということで
なんとか
全員試合出場禁止はまぬがれたのだった。