その他
□昼下がりに見た夢
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はじめの命だけを“ゆめ”として覚えている高杉と、全ての命を“過去”として覚えている土方。
始まりは1147年前、平安時代。何度も出会っては別れ、時には出会いが別れでもあり、一度も結ばれず。
毎回会っても自分を覚えてない高杉に絶望しつつも待ち続ける土方。
この一つ前、江戸時代の二人は出会いが別れの時。
「最期の言葉くらい聞いてやるよ」
最期の言葉、か。そうだな、正反対の道を歩いてきた、たった一度、俺を殺すために現れたお前に。
「なあ」
俺は柄にもなく泣きそうになって、笑って隠した。
「つぎはちゃんと、覚えてろよ」
今度は俺が、迎えに行くよ、高杉。
誰かがどこかで泣いた夢を見たのは高杉、
上記の夢を見たのが土方。
こんな補足載せなきゃダメならもっとちゃんと書けよ!ってね、反省してます…。
最初のタイトルは
誰かがどこかで泣いた夢 でした。
何か予定と全く違うお話ができあがってしまった…力不足です、がんばります。
お読みいただきありがとうございました!
2015 土方命日