今日も明日も明後日も

□崩壊の足音はすぐそこまで迫ってるって、どうやって気づくモノだろう
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 ひゅうひゅうと木枯らしが吹く外の景色も万事屋にはまったく関係ない。

相も変わらず、ここのオーナーは室内でぐーたらゴロゴロ…。
今週何度目かわからないジャンプを、読んでいるのか眺めているのか。

『銀さん、私ちょっと買い物行ってくるよ。』

「おー。気ぃつけてなァ。」

 まったく、こっちも見ないで返事するなんて。

朝ご飯食べてから一歩も動かないしホントに困った人だよまったくもー。
あれ、私お母さん?

町へ一歩踏み出すと知らずのうちに大きくため息を吐いていた。
幸せが逃げそうだな。




『あーあ、もうなんでこんなタイミング…確かに私雨女だけど…』

 買い物を終え、外へ出てみれば途端に大雨に…。
昼間の空もだんだん暗くなって、ちょっとやそっとじゃ止みそうにもない。

幸い、買い物も軽いものでそれほど多くもなかった。
このまま雨宿りしてもいつ止むかもわからないから、と万事屋まで走る事にした。

帰ったらシャワーを浴びなければ…。
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