立海バトテニ 短編
□バラのように、赤かった。
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「……丸井君?」
ー…!!!!!!?
突然の後ろからの声。
背筋が凍った気がした。
あぁ、俺、もう終わりだな。
後ろを振り向いた。
「……やっぱり丸井君だC〜!!やっと見つけた!!」
そこにいたのは、新人戦の時に戦った、芥川慈郎。
…こいつは敵か?味方か?
「……俺が怖い?」
「ー…!!!!!!!!??」
…怖い……のか?
「安心してよ!!俺、丸井君だけは殺さないから!!」
この時俺は、怖さのせいなのか…この言葉を深く考えていなかった。
「……本当…かよぃ…?」
「もちろん!!丸井君は、俺の憧れだからね!!」
やっぱり、こいつはいい奴だと思った。
「あ!!そういえば俺ね、立海の皆がどこにいるか知ってるんだよ!!」
「!!?マジかよぃ!!!!!!!?」
「本当だC〜♪一緒に来る??」
やっと……やっと、皆に会える!!
「行く!!!!!連れてってくれぃ!!!!!!」
「分かった♪じゃあついてきて〜!!」
俺は慈郎についていった。
皆に会いたい一心で。