Confusion!!

□6.首無ライダー??
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私は、平和島さんに連れられて、川越街道沿いの、ある高級マンションの最上階に来ていた。

「ここに、俺の知り合いの医者がいるんだけどよ……まぁ、変人だし、変態だけど、腕だけは確かだからよ、なんつーか……その、心配はいらねぇから、安心しろ」

平和島さんが私にそう言った。
私が頷くと、平和島さんは満足そうに少しだけ微笑んで、インターホンを押した。
ガチャ、と音がして、中から白衣を着た若い男の人が現れた。

「ああ、静雄か。どうしたの?まぁ、取り敢えず入ってよーあれ?その子は?」

男の人が私をチラッと見た。

「ああ、コイツは、愛峰珠音。あのクソノミ蟲野郎の所に居候してるらしい……っつっても、珠音はアイツと違っていい奴だけどな」

平和島さんが、私の代わりにそう言ってくれた。私は男の人に頭を下げた。

「へえ、臨也の……。ああ、失敬。自己紹介がまだだったね。私は、岸谷新羅。一応、医者をしている。まぁ、闇医者だから、表に出る事は滅多にないけどね。宜しく、珠音ちゃん」

岸谷さんが私に挨拶したので、私は「宜しくお願いします」と言った。

「それで?静雄は何で此処に来たの?」
岸谷さんが平和島さんに尋ねた。

「ああ…その……60階通りに臨也がいて……いつも通りに臨也の野郎をぶっ飛ばそうとしたら、コイツにまで被害加えちまったらしくてよ……それで、治療して貰おうと思って…」
平和島さんが「コイツ」言った時に、私の方を指差しながら、哀しそうに呟いた。
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