Confusion!!
□3.彼の本性
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私が眼を覚ますと、目の前には見慣れない天井が広がっていた。
ん?
此処、何処だ…?
むくり、と起き上がると、お腹の上に掛けられていたファーコートがハラリと床の上に落ちた。
どうやらソファーの上で寝ていたらしい。
しかしこのファーコート……どっかで見た事がある気がするな……
何処だっけ?
ん?
あれ…?
私は、意識を失う前の出来事を少しずつ思い出す。
「……」
まさか……!?
いや、いやいやいや、でも…そんな訳ないよ絶対ッ。
そこまで考えた時、ふいに声を掛けられた。
「おはよ、よく眠れた?
ー愛峰珠音ちゃん」