Confusion!!

□2.街の日常 夜
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夜−池袋に着いた私は、集合場所となっていたカラオケボックスに向かった。

私がカラオケボックスに着くと、既に私以外のメンバーは揃っていた。

「じゃあ、行こうか」
奈倉さんが言った。
私達は頷き、カラオケボックスの一室に入った。



「取り敢えず、死ぬ前に何かしたい事ってあるかな?」

奈倉さんは、ドリンクを配りながら、私達にこう聞いた。
私達は無言のままで首を振った。

「そう。でも、本当に僕なんかでいいのかな?心中するんだったらもっといい男とか沢山いるんじゃないの?」
「いないから死ぬんです」
「そりゃ正論だ」

薄い表情のまま頷きながら、奈倉さんは私達3人を見比べた。
何この人。
何だか……
何だか一緒にいると吐き気がする。
それに、一瞬だけど、目が合った時−私の全てを見透かされてしまったような…そんな感覚に陥った。
なるべく一緒にいたくないな…
怖い…
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