和稀...dream....
□水滴
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「腹減ったーあ!!!あ、名無しさんちゃんも好きなん頼んでや?おごるし」
「いや、そんなの、あたしが誘ったのに悪いですよ!」
「えーから、何でも頼んで!」
「ありがとうございます」
この間のお礼にと、名無しさんちゃんと食事に来ていた。
「あ、せや、ハンカチありがとうな、はい」
「いえ全然!ケガもう大丈夫ですか?」
「おう、余裕!」
「よかった………和稀さんギターやってるんですよね?手、ケガしてたから」
「あー、せやで!一応ギタリスト!突き指とか、痛めた訳じゃないし大丈夫ー」
「よかったー…………、あ」
「どした?」
「このハンカチ、和稀さんの香りがする」
「あ、ごめん香水の匂い移ったんかな!?」
「……………いい香り」
名無しさんちゃんの笑顔に、やられっぱなし。可愛すぎる。