*SS置き場*

□play sports(山崎)
1ページ/2ページ

タイトルでピンときたあなたはBUMP 好きですね?わかります( ̄∇ ̄)



***



色んな悩みが僕にはあるんだ
そういうときにはスポーツするんだ
全てを忘れて汗をかいたら
心が少しは軽くはなるんだよね
僕の場合…




休日の午前中。
ぽかぽか陽気の今日、私は暇すぎて河川敷をジョギングしていた。
川下に向かい、しばらく走っていると、山崎さんがバドミントンをしている所に遭遇する。
私は休憩がてらに近くのベンチに座り、その様子を眺める。
バドミントンをしている山崎さんの眼は真剣そのもので、とても遊びでやっているようには思えない…


一勝負ついたところで、山崎さんがベンチに座っている私に気付く。


「あれ?みかさんじゃあないですかー。」


タオルで汗を拭きながら、山崎さんはベンチに腰を下ろす。


「はーー。」


「良かったら、どうぞ。」


私は近くの自販機で買ったスポーツドリンクを手渡す。


「え?いいんですか?ありがとうございます!」


山崎さんは爽やかな笑顔でスポーツドリンクを受け取り、ごくごくと飲む。


「結構真剣にやっていたので、びっくりしましたよ。」


私は山崎さんに笑顔を向けた。


「あ、ああ。ストレス発散に始めたことが趣味になっちゃって…」


山崎さんは恥ずかしそうに頭を掻いた。


「すごくお上手ですね。思わず見入っちゃいました。」


「そ、そんなことないですよー。」


山崎さんは謙遜して首を横に振る。


「いいお天気ですね。」


青空を見上げて私は呟く。 


「そうですねー。」


しばらく二人とも空を眺める。ゆっくりと雲が動いていくのを眺める。
なんだろう、
このまったり感は…


「みかさんはジョギングですか?」


「うん。たまには体を動かさないとね。」


「じゃあ、せっかくジャージ着ていることですし、一緒にミントンやりませんか?結構ストレス発散になるんですよ?」


にこっ、っと私にラケットを差し出す山崎さん。


「いいですよ。」


私はラケットを受け取り立ち上がる。


***
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ