ナギの秘密〜ナギの誓い〜

□ナギの誓いD
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「「「「え?ナギが吸血鬼に!?」」」」



ナギが去った後、snowはメンバーを集めそれまでのいきさつを説明した。

誰もがにわかには信じられなかったが、ナギの豹変振りを目の当たりにして。

そこにいた全員が、考え込み沈黙した。



重い空気を破ったのはリュウガだった。



「ナギはうちの大事な船員だ。何とかみんなで元に戻す方法を考えよう」

「「「「アイアイサー」」」」

その返事にナギへの愛が込められているのをsnowはヒシヒシと感じていた。



「そうだ!」

急にソウシがテーブルに手を付き立ち上がる。

メンバーは驚きの表情でソウシを見上げた。

「もしかしたら、あの文献に参考になることが載っているかもしれない」

そう言うが早いか、ソウシは食堂を飛び出していく。

そしてしばらくののち、1冊の分厚い本を抱えて戻ってきた。

「この本にこの間の島のことが載っていたんだよ。それでね…ココを見てごらん」

みんなが一斉にソウシの指差した場所を覗き込む。










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