ナギの秘密〜ナギの誓い〜
□ナギの誓いC
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ぎゅっと目を瞑ったナギが、そろそろと目を開けた。
痛みはどこにも、ない。
視線を彷徨わせるとsnowの手の甲から血が流れている。
「バカなっ。何でこんなことを…」
「バカでもいいよ。ナギを傷つけるくらいなら、私が自分を刺した方がまだいい」
「済まねぇ…俺のせいだ」
「違う、ナギのせいじゃない」
力なく座り込んだナギの頭をsnowは掻き抱いた。
「一緒に探そう?ナギが元に戻れる方法を」
「ああ…」
「みんなにもちゃんと話そうよ。ナギひとりで抱え込まないで」
「…そうだな」
「みんなきっとわかってくれる。だって仲間なんだから!」
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