ナギの秘密〜ナギの誓い〜
□ナギの誓いA
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「俺はもう昔の俺じゃねぇんだ」
「え?ナギ…どういうこと?」
ナギの言葉の意味がわからず。
snowはナギの顔を覗き込む。
するとナギは立ち上がり、ボウルに水を溜めた。
そしてそこに手をかざす。
「あ…れ?」
snowは、ナギの隣に自分の手を並べた。
しかし水に映っているのは自分の手だけ。
「どうして?」
「…そういうことだ」
ナギが悲しそうに微笑む。
「俺は鏡に映らねぇ。もう人間じゃなくなってる」
「…っ」
snowは絶句し、ただナギの顔を見つめた。
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