それを運命というのなら

□第二話 歓迎しましょう
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優万side

「「歓迎会?」」

「そう。二人にも手伝ってほしいんだけど、お願いできる?」

何やら白鬼院さんと双熾の歓迎会をするらしく、手伝ってほしいと言われた。
特に断る理由もないから二つ返事で引き受けた。

「何すればいいの?」

「そうねぇ、じゃあ優万ちゃんはあたし達と一緒に会場準備手伝ってほしいわ。
珠乃ちゃんは反ノ塚と一緒にケーキ買いに行ってくれる?」

「わかった」

「ラジャー。連君のセンスに任せたら大変なことになりそうだもんね」

「そうなのよねー」

「俺いるんだけどな〜」

連勝・・・可哀想に。
連勝の扱いって何でかみんなひどいよね。あたしも人のこと言えないけど。
・・・というか珠乃を人ゴミに連れていくの心配だな。すぐ人酔いとかするし・・・

「?どうしたの?」

「人酔いには気をつけてね」

「大丈夫だよ、心配性だなー」

本当に大丈夫か・・・?
いやいや、こいつももう16歳。いつまでも子供扱いしちゃダメなのかもしれない。
だけど、なんか、心配なんだよなあ

「幼馴染を心配する過保護な少女・・・メニアック!」

・・・野ばらちゃんの発言は気にしないことにしよう。
さて、まずは飾り付けするものを作ろうかな。
折り紙と鋏どこにあるかな?






連勝達が出かけて約一時間が過ぎた。
飾り付けるものもだいぶ作り終わったし、後は飾りつけるだけかな。

「ほえ〜優万ちゃんの作った飾り上手ー!」

「本当きれいにできてるわね。優万ちゃん、上手ね〜」

「そう?野ばらちゃんのも上手・・・」

「あら、ありがとう」

野ばらちゃんって何でもできるよね。大人の女性って感じ。
あたし、実はひそかに野ばらちゃんのこと憧れてたりして

「うふふっそんなに見つめられたらお姉さんドキドキしちゃう」

こういうところ以外

「さて、飾りつけしようか!」

「そうねっ!さっさと飾りつけして凜々蝶ちゃん達を待ちましょう!」

綺麗に飾り付けしないとね!なんたって歓迎会何だから!
よし、がんばろう。
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