夢小説

□首輪の痕
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ピーンポーン…




ピーンポーン…




ピンポンピンポンピンポン



静かな夜に屯所のインターホンは鳴り響く。



「っるせぁぁぁぁぁぁ!!!!」




インターホンも静かに押せねぇのか最近の若者は。



そう小言を呟きながらどかどかと屯所に向かう。




相手の顔を見たら怒声でも一発浴びさせてやろう、そう思いながらガラっと屯所の戸を開けた――――



「……またお前ェかよ…」




「そうヨ!また怪我したアル!部屋通すヨロシ!」


誰かなんてわかっていた。鬼とも言われる俺が屯所内にいるのにあんな俺をイラつかせる行動をする者はまずいないだろう。攘夷浪士からも怖れられるぐらいだ。



だがそんな俺をものともしない奴が総悟以外にも一人いた。



万事屋の娘、チャイナだ。




最近チャイナはケンカをし怪我を負っては屯所にくる。



警察としては怪我を負った少女をポイと帰すわけにもいかない。しょうがなく屯所に招きいれ、俺の部屋まで連れて行った。
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