霊感少年

□更に1人
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一体 何をしに来たのかは
最早判らなくなってはいるが、
四天宝寺との練習は結構充実していた。

1つを除いて・・・


丸「折角 大阪来たのに、
まだたこ焼き食ってねぇから行きたい」


ドーン!と効果音が付きそうな勢いで、
丸井が突然言い出した。

それに切原が「そうっスよね」と同意する。


白「・・・1つ聞きたい事あんねんけどな」


俺等が授業受けとる間に何しとん?

白石の問いに、
立海メンバーは各々に顔を見合わす。

立海は授業免除なんて処置を取ってるが、
四天はそうはいかない。

練習は放課後なのだから、
その間に食べに行っていてもいいだろう。

なのに何故?

それは白石だけでなく、
四天全員の疑問でもあった。


蓮「下手に出掛けて補導されては面倒だから
ホテルで勉強をしている」

比「遠征が原因で成績が落ちたとかは
腹立だしいですからね」


柳と柳生の説明に、
丸井や切原はうんざりな表情をする。

成程 この2人が一緒では、
勉強せざるは得ないのだろう。


財「幸村さんもやっとるのは意外っスわ」

幸「君は恐いもの知らずなのかな?」


笑みを見せながら、
ピキリと青筋を浮かばす幸村に、
四天の3年は慌てて財前を下がらす。


謙「余計な事 言いなや」

一「とばっちり受けんのは俺等やで」

財「せやから言うたんスわ」
 
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