霊感少年

□学校巡り
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不二は柳から各校の霊感少年達へ、
合宿参加の了承を取るように頼まれた。

その為、仁王と一緒に先ずは青学を訪れる。


手「合宿?」

不「うん。
手塚と越前に参加して貰いたいんだ」


前回は丸っきり練習にはならなかったが、
又合宿となると疑問に思う。


手「発案者は誰だ?」

仁「参謀ぜよ」


幸村なら断るつもりだったが、
仁王からの答えは柳で、
手塚はどうするか思案する。

そんな手塚を見て、
黙ってるのも悪いと不二は話し出す。


不「多分、又練習にはならないと思うよ」

手「何故だ?」

仁「目的が石碑の調査じゃからなり」


石碑?

首を傾げた手塚に、
「もしかして」と越前が口を挟む。


越「跡部さんの先祖のヤツっスか?」

不「うん、それだよ」


成程、それは確かに練習にならないな。

手塚はひっそりと溜め息を落とす。


不「手塚、駄目?」


コテンと首を傾げて上目使いで見る不二に、
手塚はアッサリと了承した。

それを見ていた回りの反応は、


桃「不二先輩のアレ、計算っスか?」

乾「いや、天然だろう」

河「手塚ってムッツリなのかな?」

大「タカさん・・・あ、胃が・・・」

菊「俺も行きたいにゃ〜」

海「菊丸先輩、正気の沙汰じゃねぇっスよ」


口々に述べる青学メンバーを、
仁王は面白そうに眺めていた。
 
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