霊感少年

□偶然か必然か
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幸村は考えていた。

前は柳に止められたが、
本気で四天宝寺に行こうかと・・・


蓮「何故そうなる?」

幸「だって顔触れを見てご覧?」


今までで判った霊感少年達は、
幸村自身に仁王。

跡部に芥川、手塚と越前に佐伯もいる。

何故か不二に恋焦がれている者ばかりだ。


幸「絶対白石もだと思うんだよね」

蓮「そのカテゴリーに俺を含めるな」


強く否定はしないが、
含まれるのはゴメンしたい。

大体、


蓮「その理論でいくと
丸井や亜久津もになるぞ?」

幸「違うの?」

蓮「丸井は兎も角、
亜久津は判らないだろう」


それに、
その場合は菊丸や忍足はどうなんだ?と
柳は思う。


幸「菊丸は
愛情より友情が勝ってるんじゃないかな?」


では、忍足侑士は?

そこで幸村と柳は口を閉ざした。

まさか・・・

まさかと思うが、
あのだて眼鏡は手塚と同じ原理なのか?


蓮「そう言えば、
合宿での忍足はやけに冷静だったな」

幸「“態と”フィルターを張っていたと
いう事なのか?」


だとしたら、
仁王並のペテンである。

勿論確認しなければ断定は出来ないが、
間違ってないように幸村と柳は感じた。


幸「ま、忍足には殴らせて貰うとして」

蓮「確認してからだぞ?」

幸「合宿・・・か」


幸村の呟きに、
柳は嫌な予感を強める。
 
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