霊感少年

□脱出せよ
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建物内を探索する事になったのだが・・・


幸「これだけの人数で行くの?うざっ!」

蓮「そんな訳ないだろう。手分けする」

手「どういう風に別れるんだ?」


手塚の問いに柳は説明を始める。

先ず霊媒体質の不二と、
何故か憑かれやすい跡部はロビーに残る。


忍「ロビーは安全なんか?」

蓮「今のところは、だがな」


言いながら柳は仁王を見る。

彼は話に参加せず、
マジックを取り出し何やら床に書いていた。


丸「ここに落書きしていいのかよぃ?」

仁「落書きじゃなか。簡易結界なり」


文字のような模様のようなモノを書き、
仁王は立ち上がる。


仁「これで暫くは大丈夫ぜよ。
周助、絶対に出るんじゃなかよ?」

不「うん、有り難う 雅治」


結界が張れたのを確認し柳は話を続ける。


蓮「霊感の有る者で手分けをする。
各々に3、4人着いて行ってくれ」


霊感の有るのは、
幸村と仁王、柳に芥川、それと一応越前。

残る不二は別として、
この5チームに別れると柳は言う。

それに皆は霊感組から離れて会議をする。


丸「一番安全なのは仁王だろぃ?」

菊「此処に残るのも有りじゃにゃい?」

忍「幸村のチームは勘弁やわ」

宍「ジローも不安だっつーの」


誰がどう別れるか・・・

「遅い!」と幸村が怒鳴るまで、
話し合いは続けられた。
 
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