霊感少年

□いつも突然に
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ひょんな事から
能力の覚醒が判明した丸井であったが、
バラシた事を後悔する。


蓮「怒りは赤、悲しみは濃い青。
性的欲望は紫だったな?」

丸「うん、そう」

蓮「ピンクは何だった?」

丸「恋慕」


朝来てからずっとこんな調子で、
柳からデータを取られていた。

うんざりした表情で答えるが、
もう解放されたくて仕方がない。

朝来てからと言ったが、
今は放課後である。

1日中この調子では
嫌になるのも判らなくはない。


仁「参謀、仔豚ちゃんがストレスで
ドガ食いしそうなり」


その辺にしてやりんしゃい。

と続いた仁王の言葉に、
丸井は怒りたいのに怒れなくなった。


丸(もう少し親切に助けろよぃ!)


丸井が心の中で愚痴り出した時、
幸村が部室に入ってきた。

その手には端末が握られている。


真「電話だったのか?」

幸「あぁ、跡部からね」


跡部から幸村に連絡がある場合・・・


比「練習試合でもするのですか?」


それとも、
この間出来なかった合同練習を?

皆の視線を受け、幸村は嘆息する。


幸「合宿をしようという誘いだよ」


質問を躱しに躱した為、
逃げられない環境でという訳である。

うやむやにした結果、
跡部達氷帝は本気で探り出してきた。

不二の転校理由を・・・
 
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