霊感少年

□強く
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部活を終え、
校門を出た所で不二は足を止めた。


菊「不二〜、久し振りだにゃ〜」

不「英二・・・久し振り、かな?」


ほんの1週間前までクラスメートだったんだけど・・・

満面の笑みで抱き付いてくる菊丸を、
一応受け止めながら不二は首を傾げる。


桃「不二先輩、元気っスか?」

越「どーも」

不「桃と越前も来たんだね・・・」


不二の意識が後輩に向いた所で、
未だ抱き付いている菊丸を仁王が剥がす。


仁「菊丸、ちと長過ぎじゃなか?」

菊「は?どこがだよ?
つーか何でお前に邪魔される訳?」

仁「おまんに説明したくないぜよ」

菊「・・・何かムカつくんだけど?」


仁王とやり合える人物が幸村以外にいたとは・・・

実は其処に居た立海メンバーは、
驚き 菊丸を凝視した。


菊「お前等に用はないもんね〜!
不二、一緒に遊びに行こっ!」

不「唐突だね・・・」


窺う様に仁王の顔を見る不二に、
菊丸は少しムッとして彼の腕を掴む。

そして そのまま走り出す。


不「ちょ、ちょっと英二!?」


慌てて後を追う桃城と越前。

呆然と見送ってしまった立海。


幸「菊丸って本当猫だよね」


行動が突飛で気まぐれなところが・・・
 
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