霊感少年

□決断
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仁「不二、おまん立海に転校してこんか?」


仁王にそう言われ、3日が過ぎた。

考えて、考えて・・・

不二としては、
それもいいかも知れないと考える。

テニスの腕を更に磨くなら、
王者立海程、最適な所はないだろう。

越前と試合をしてみたいとも思う。

霊能力に関しても、
仁王が傍にいれば心強いのは間違いない。

だが・・・


不(そんなに仁王くんに甘えていいの?)


転校となると、
当然自分1人では決められない。

親に相談すると、
元々心配されていた霊能力だから、
「ミヤコさんのお孫さんなら安心ね」と、
2つ返事でOKサインが出た。


不(どうしよう・・・)











仁「俺は無理強いはせんぜよ」


仁王の家に赴き、話をする。

仁王としては来て欲しいのは確かだが、
義務教育中の未成年に
自分の様な一人暮らしは難しいと理解している。

仁王から青学に転校しないのは、
ただ戸籍上の親に手続きの話をするのが、
面倒でややこしくなりそうだからだ。


仁「不二、あまり難しく考えなさんな。
護珠もあるんじゃし当面は大丈夫ぜよ」

不「うん・・・」


仁王の部屋は結界がある為か、
不二にとって居心地が良い。
 
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