ツクリモノ

□落ちていく
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「ゆー…」

『なに?』

「俺の前から…いなくならない?」

『いなくならないよ?』


そう言って海を抱き締める。


『いきなりどうしたの?』

「…いつか」

『いつか?』

「…ゆーがいなくなる気がして」


ゆーの背中にまわした海の手に、力がはいる。


『大丈夫だよ海』


そう言って頭を撫でる。


『俺は海以外好きになれないし、海がいなきゃ駄目だから』


そう言って、深く口づける。
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