めいん1

□過負荷少女の小さな恋5
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過去を振り返る。

覚えてることは嫌なことばかり。

母さんと父さんがいたときは、幸せだったかな…

私といるとろくなことが起きない、と皆は口をそろえて言う。

例えば

私と遊んでいた従兄弟は、田んぼの溝に3回も落ちた。

私と買い物にでかけた祖母は強盗の人質になった。

私の友達は車に轢かれかけた。

最初は皆ちょっとした事故、と思っていたが、その事故の頻度があまりにも多いため不審に思い始めていた。

その少女のまわりだけ異常に。


そして、事は起きた。



両親が、死んだ。
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