めいん1
□過負荷少女の小さな恋6
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「『あはははっ!!』『君は本当におもしろい子だね』『本当に変な子だ』」
今二回(終業式を入れれば三回)しか会ったことない人に変な子と言われたぞ…?
これは怒るべきなのか。
すると球磨川さんは私に手を差しのべてきた。
私は静かにその手をとる。
「『変な子、というのは悪い意味ではないよ』『それより、変わった子と言われたほうがよかったかな?』」
どっちみち同じ気がする…。
「『ねぇ』」
ふっ、と急に球磨川さんの笑顔が変わった。
笑顔なんだけど…少し違うようなかんじ。
そして彼は言った。
私の運命を大きく変えることになる言葉を。
「『−十三組に、入らない?』」
→あとがき