Real Doll 〜人形の夢と目覚め
□第2話『闇色』
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「…朝か」
体が痛いし、気持ちも重い。
でも、学校に行かないと親がうるさい。
両親は世間体ばかり気にするから。
守りたいのは、私じゃなくて「いい子」の私。
本音はそうだって、ずっと気付いてた。
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下駄箱を開けると、茶封筒が入っていた。
訝しく思って、中身を見る。
「…何コレ…」
中に入っていたのは、昨日の陵辱の写真。
不意に、体を傷つけてしまいたい衝動に駆られる。
私は汚い。
それを思い知った。