ゆきうさぎ
□6章 修行中2
2ページ/5ページ
そして自室(帰る途中、提督室が封鎖されていたのが気になったけど、青島さん、レインボーブリッジ封鎖出来たんですか)。
私は床に座り、温度計を確認。
20℃。快適。普通の人からしても寒くはない。
私がこの宇宙船に乗ってから、ここの気温は下がってない。
もしかすると、この力は惑星に降りた時にしか発動しないのかも。
それを確認し、立ち上がった私はコップに水を入れ、また床に座り、コップは前に置く。
意識を集中…させる意味があるのかは分からないけど、
『凍れェェェ!』
ありったけの声で言った。
ピキッ…
と、音を出してコップの中の水は凍った。
コップを逆さまにしても、水は出ない。
見事に凍った。
…部屋ごと。
『ウワァァァァァァァァ!
力み過ぎたァァァァァァァ!』
気温はマイナス5℃。
『溶けてェェェ!今すぐ溶けてェェェ!』
凍らすのは出来ても、溶かすのは無理だった。