ゆきうさぎ
□15章 鬼と兎
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飲み会から十日程たっただろうか。
『ほっ、よっ。』
ピキ、ピキ
『よし、これで最後っ…!』
ピキン…。
えーと、なにやってんだとお思いでしょう。
修行です。
鍛練場で、神威提督に水をコップで投げて貰って、片っ端から凍らせてます。
あの殲滅戦以来、何故か力の制御の仕方が分かるようになってきて、
コツを掴めば力を小出しにするのは出来てきてる。
ちなみに、夕べの神威提督がキレた話は…
思い出さないようにしてる。
きっと情緒不安定な年頃なんだよ、多分。(遠い目)
『どうでしょうか、提督!』
「最初に部屋凍らせたのを見てからを思えば、かなり上達したヨ。」
『やったー!』
お褒めの言葉を頂戴した!