ゆきうさぎ
□13章 大手柄?
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…さくら視点…
朝。
とても浅い眠りから覚めた私は、隣に神威提督が居ないことに気付いた。
もう起きたのか。
とりあえず顔を洗おうと、洗面所へ向かい、鏡を見た。
クマが凄かった。
寝不足で足元がおぼつかない。
殲滅二日目なのに、大丈夫かな、これ。
絶対に神威提督のせいだ。
顔を洗い、着替えて食堂へ。
一言文句言ってやらなきゃ気が済まない。
…でも、殺されるかも。
これくらいは我慢した方がいいのかな…。
なんて、悶々と考えている内に、
「うおっ。」
『ぎゃ!』
廊下で阿伏兎さんにぶつかった。
「おっと悪ィ。
丁度今、さくらを起こしに行こうとしたんだが…
大丈夫か?クマすげぇぞ。」