ゆきうさぎ

□1章 和菓子屋兼茶屋にて
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侍の星。

独立都市吉原にて。

とある老舗の和菓子屋兼茶屋があった。


そこで菓子や茶を口にする三人。


まあ、銀魂知ってればお馴染みの銀時、新八、神楽。


あ。まちがえた眼鏡だ。


「オイィィィィ!そこ言い換えなくて良いから!
新八だから!」


「何一人で騒いでんだ?」


「あ、いや何か失礼な声が聞こえた気がして。」


「難聴アルか?新八。
そろそろ眼鏡メンテ行った方がいいアル。」


「眼鏡と難聴関係ねーだろ!!
ってか、メンテも行かねーし!」


「はいはい、どっちでもいいけど
人様のおやつの時間騒がしくすんの止めてくんない?」

銀時は最後の団子に手を付けた。

「お前は二十四時間おやつタイムだろーが。」

そろそろ黙れ眼鏡。
話が進まん。

「そもそもの原因が言うなァァァ!」


「茶のお代わりくれー。」


銀時は店の奥に声を掛ける。


『はーい、ただいま。』


快活そうな声が返ってきた。


「あ、私にも!豆大福食べたいアル!」


「まだ食うのかよ。」


「食べ過ぎたら夕飯入らないよ?神楽ちゃん。」


「大丈夫アル。それに、ここの和菓子は格別ネ。
いくら食べても足りないアル。」


『ありがとうございます。』


急須を持った和菓子屋兼茶屋の看板娘が現れた。


見た目は大人しそう…というか地味で、
エンディングで『看板娘』としか出ないだろうキャラだ。


本来なら名前すらないキャラのはずだが、
ここでは一応名前は設定してある。


「よぉ、さくら。」


銀時達が行き付けということも有り、
この三人とは顔見知りである。


神崎さくら。

それが彼女の名前。
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