恋愛小説
□Ray-レイ- 2
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七瀬side
「澪!!澪っ!!」
おかしい。
澪が下を向いたまま動かない…
覗き込んでみると、目は虚ろで大きく見開いていた。
しかも…………
「時間が止まっている……?」
教室の時計が止まっていることに真樹がすぐ気がついた。
相変わらず、澪は動かない。
俺がまた澪を呼ぼうとした時…
「………た…す……け…て」
「「……………?!」」
助けを求める澪の声がかすかに聞こえた。
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