狂おう

□終わり
1ページ/1ページ







キンッ……キンッキン―――







私達は、只今戦闘中です。





今日は綱手様に頼まれてAランクの任務を行うことになった。
他の上忍はみんな忙しいみたいだから、上忍になったばかりの私と、ネジだけで頼まれた。
あ、今年上忍なれたのは私とネジだけ。
ナルトは自来也様、通称エロ仙人と修行で里を離れている。



んで、話を戻すと私達はAランク任務で音忍の排除を頼まれた。
まあたぶん大蛇丸絡みだろうけど
木ノ葉の情報掴みだろう。


その相手は私達と同じ上忍。
まあそこは同等として、相手は4人、私達は2人。
綱手様は何を考えているのだろう。
同じ上忍でも私達は新米。それに4対2。
勝てると思ってるのだろうか。
まあ勝たなきゃいけないんだけど。
ネジがいるから大丈夫か





と、思ったけど。やっぱダメみたい
結構てこずってます。はい。
ネジはチャクラも限界。私もだけど!
さて、どうする。
2人倒したから、あと2人だ。
私とネジで1人ずつ。
は、いいんだがどーもキツイな







キンッキンッ―――




『どーするっ、ネジ!私も、チャクラ限界っ―』

敵と一定を保ってネジに話しかける。




「ああっ、ここは1回退散したほうがいいのかもな――っ」



『応援を呼んだ方がいいかもっ―』


確かにこのまま殺られたら、終わりだ。
1回戻って綱手様に応援を頼もう。




『相手を舐めてたわ――』



「俺が最後に術をかける。その隙に逃げるぞ」



『わかった』




ネジが、残りちょっとしかないチャクラで術をかけようとした、しかし――





「逃げようったって無駄だ。」


嘲笑うように立っている音忍2人。私は少し離れたネジの後にいる。



「お前らもう、チャクラ切れだろう――ならこっちが有利だ。」



と、言うと2人の音忍がこちらに向かってくる。




どうする、確かにチャクラは少ないが、チャクラ切れではない。


このままじゃ2人共殺られてしまう。
ここはやるしかないか。
私の方に向かってくる音忍に反撃しようとした。

でもその音忍は、そのままネジの後ろに向かっていった――




私の方に向かってくると見せかけてネジを後ろから殺ろうってか――っ




そんなこと、させない





私は力を振り絞って急いでそちらに向かう。が、間に合うかわからない



どうしようっ!これじゃっ!





チャクラが少ないせいか、ネジは後ろの音忍に気づいていない。

もう一人の音忍と戦っているネジに後ろからもう一人の音忍と、私が迫っている。


大丈夫――間に合う、間に合わせる――






ネジの背後付近まで、私と音忍1人が同時に迫る――



私は咄嗟に音忍の前へ行き、クナイを突き刺した―――


それと同時に私の胸にはクナイが突き刺さっている――




痛い、いてえ。



そう、咄嗟に音忍の前に出た私は、ものすごいスピードで迫ってきていたので、その勢いで相手のクナイが刺さってしまった。それと同時に相手にも、私は、クナイを突き立てた。






大丈夫だよ―――ネジ








ネジは一瞬、目を見開き固まる。
が、我に返ると怒りに任せ、最後の音忍に全ての力を振り絞って術をしかける。





ようやく全員倒した。


だが ミオは――






血濡れで横たわっている ミオ に急いで駆け寄ると、上半身を抱き上げる。



「 ミオっ !!しっかりしろ!!」




あ、ネジ、生きてる――――じゃあ、最後の1人も倒したんだな――…



よかった―――





『ネ、ジ――…よかった、』



「喋るな!眼を閉じるなっ!すぐに医療班の所に連れてってやるっ!」




ネジ―――何泣きそうな顔してるの―

似合わないよ―――笑ってあげたいけど―顔に力が入んないや――




ナルト―…ナルトに、最後に会いたかったな―――
私は、いつもナルト真似して、自分の言葉は真っ直ぐ曲げない!とか――最後まで諦めない!とか思ってたけど―――今回ばかりはなあ―…



ナルトは、私の大切な片割れであり、憧れだった――…




サクラ―――サクラは、怒ると糞怖いけど仲間想いで、やさしい女の子――私の親友でもあった、かも…




カカシ先生―――いつもエロ本を持ち歩いてるよね―…でも、部下想いで―強かったからすきだよ―――…




シカマルは、遊びに誘うといつもめんどくせえっていいながら結局は付き合ってくれて、優しいんだよね―…




キバ―――うるさいけど、真っ直ぐで―少しナルトに似てるね―…赤丸、また抱きたいなあ――――…




ヒナタのウジウジしてるとこ、あんま好きじゃないけど―…すごく優しくて、そんでもって真っ直ぐ―――ナルトのことを想ってる―…




サスケ――里を抜けるとき、会いに来てくれたけど―…行っちゃったね―――でも、信じてるんだよ―





いの、チョウジ、シノ、ゲジマユ、我愛羅、テマリさん、カンクロウ、綱手様





今思えば、私、たくさんの仲間に囲まれてるね――…



幸せ者じゃん――




最後に、みんなに会いたかったなあ




まだ、やることがたくさんあるのに、ナルトにも会ってないし。
サスケ奪還もまだ終わってない。








『ナルト、みんな――…大好きだよ―――』






ナルトに、会いたいな――…会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい――


















サスケ、好き――…会いたいよ、ねえ―――

















ビュォォ―――――――



一層強い風が吹く――――…





振り返る少年―



「どうかしたの?サスケくん」



「…いや、なんでもない―」


少年の頭に思い浮かぶのは、1人の少女――…


















頬が濡れる感じがした

――泣かないで―




.

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ