弟俺
□あの日から君のために
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「邪魔なんだよ、
篠ノ井!」
「うす、
すみません。」
高校に無事入学。
それなりに
先輩から妬まれたりする。
「ちょっと上手いからってよぉ。」
中には俺が
ユニフォーム
奪った先輩もいる。
でも
仕方ないって思ってた。
それもこれも
俺が上手いからで。
天才だからで。
人間関係に興味ないからで。
「いッ…。」
「あ、わりぃわりぃ。
細くてちっこいから
見えなかった〜。」
こういうヤツには
一睨み。
才能ないからって
ふざけてんじゃねぇよ。
俺は
上杉さんと勝つためにここに来たんだよ。
頂点に。
頂点にいくために。