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□嫉妬サプライズ
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明日は彼氏である財前君の誕生日!!


そこで、今日は彼のダブルスパートナーの忍足先輩に誕生日プレゼント選びを手伝ってもらっている。






「あはは、忍足先輩って聞いてた通りヘタレなんですね。」



「ちょっ、お前それは傷つくて!」



誕生日プレゼントを買い終わったから、今は喫茶店で雑談中。



忍足先輩の話は面白くて、それに夢中で財前君が通りかかったときにこっちを見てたのなんて気づかなかった。
























財前君の家にプレゼントを渡しに来た。


インターホンを押すと、財前君が出てきて「部屋にあがっといて。」と言われたので財前君の部屋に一人でいる。





そういえば、財前君の家の人の靴はなかったなとかくだらないことを考えていると、財前君が来た。


お誕生日おめでとうと言おうとするとそれより早く財前君が先に口を開いた。



「蘭香、昨日、謙也さんと二人で何してたん?」


いくらかのとげを含んだ言葉に驚く。


「え?何で知って…」


「なぁ、デートでもしてたん?」



まさかそんな誤解をしていたとは。

恥ずかしいから黙っておこうと思ったのに。




「財前君これ。」


そういってプレゼントを財前君の手に乗せた。



「これ、なんや?」


「誕生日プレゼントだよ。 
 財前君、お誕生日おめでとう!」



すると、キョトンとした表情になった財前君は、おもむろに携帯を開いた。





「ほんまや。
 今日、俺の誕生日やん。」


「え、忘れてたの!?」



まさか自分の誕生日を忘れるとは。
流石財前君だ。




「昨日忍足先輩といたのは、これを買うためだよ。」


「…俺あほみたいやん///」


珍しく顔を赤くした財前君にもうひとつの誕生日プレゼントをあげた。













(ひ、光君大好き///!)


(なっ///)


(光君?)


(蘭香、俺も、その、好きやで///)













誕生日は
嫉妬サプライズ

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