私は貴方の護衛です☆
□第三夜
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―――研案塔
研案塔に着いたアンリは燭のところへ急いでいた。
『燭さん!
只今到着しました。』
「アンリ!
怪我はないな?
平門には何もされなかったか?」
出る前と同じ心配をする燭に苦笑いをしながら問題ないことを伝える。
『无くん、花礫くんの診察はどういたしますか?』
「まずは无からだ。
私がデータを取る。
…だがその前に…お前が無事で安心した。」
抱き寄せられ、軽くキスをされたアンリは頬を赤く染め、恥ずかしそうにうつむいた。
『私も、燭さんに何もなくて安堵しました。』
そんなアンリの様子に優しく笑う燭。
「…行くか。」
アンリと燭は診察室へと向かった。