w夢もどきw

□片想いから売女
1ページ/1ページ

とある日、仁王くんにテニス部に誘われた。
断る理由も特には無く、OKをして入った。そしてレギュラーまでのし上がった。


普通の生活は十分に楽しめている。が、"仁王雅治"に対して自分のなかに得体の知れぬ感情があることに気づいた。
最初はただの好奇心か何かかと思って気にしないでいたが、ふと恋心なのだと気付いた。男同士だから、打ち明けることはせず。

打ち明けなかったことで毎日湧き出る気持ちが溢れそうになるばかり。これではいけないと、違うクラスのどうでもいい男子に声をかけた。
「抱いて欲しい」と、愛の無い行為を求めた。
相手も抱かれるわけではなく抱く、ということで承諾してくれた。

最初は鍵を閉めて密室に出来る部屋で行為に及んでいたのだが、回数を追う毎に気持ちの込もらない快感だけでは物足りなくなってきた。

鍵を掛けなくなり‥

視姦まがいの賭事までされ‥

時には金を渡されもし‥

ついには野外でするようになった。


野外での行為には、気が付くと誰かが交ざっている。そんな突然に乱入されても、その時間だけは行為に溺れているせいであまり誰がいつ加わったかなんてわかりはしない。
その所為で真田くんにこのことがバレてしまった。「たまには人を使って性処理くらいしてみろ」と、友人に引っ張って連れてこられたらしい。
仕方がないので真田くんには騙されてもらうことにした。
あっさりと騙されましてね。かなり悩んでましたが承諾してくれましたよ。
え?何と言ったかですか?ふっ‥簡単なことですよ。
“私はこの行為を好きな人以外としないとテニスに集中できないんです。恋をしている間は特に…”
なんて、必死の形相で訴えかける"演技"をしたんです。
テニスのこととなるとあの人は結構熱くなるでしょう?

案の定、といったところですかね。

それからは真田くんはそれに関しては口にしません。他言もせずにいてくれます。

それで安心しきっていました…部員に知れないと思い込んでいましたから‥。
丸井くんはたまに来ていたみたいで、「次は道具を持っていってもいいか?」なんて普通に聞いてきたりもする。
もちろん、好きでもない相手に直接触られない、ということは私にとってはいいこと。快く了解しています。

翌日、本当に見たこともない器具を持ってきていました。
道具なんて使ったことはなく、改めて本物を見ると不安と期待に心搏数があがったのがわかりました。
 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ