REBORN!
□過去拍手文
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「恭弥 遅くなっ… …寝てる、のか?」
勢いよく応接室の扉を開けたディーノだったが、雲雀が熟睡していることに気付き 今度はそっと扉を閉めた。
そしてそのまま彼の元へ向かい、その隣に腰掛ける。
「…そうだよな、間に合ったとはいえ こんなに待たせちまったんだし」
見つめると 普段からは想像のつかない安らかな寝顔をしていて、愛しさが途端にこみ上げてきた。
が、起こしてしまっては可哀想だと思い ほんの少しだけ雲雀を抱き寄せる。
「…恭弥 ごめんな。」
一人にして。 多分 不安にさせて。
--恭弥が起きたら まず何て言ってあげよう。
…やっぱり誕生日おめでとうとか? happy birthdayとか? …結局一緒か…
「ん…」
「? 恭弥?」
「--で…の」
--起きてはいない。 ただの 寝言。
ディーノは どこか照れたような笑みを浮かべた。
「…あぁ、そうか。 そんな言葉より まず伝えたいモノが有ったな。」
愛しい恋人に 最初に伝えたいのは。
「愛してる」のたった一言
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