D.Gray-man

□【ラビ神で五つの御題】
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君が居れば、何も要らない。

そう言ったら 馬鹿だろ、って怒られた。


----照れ屋


「ユウ、もう次の任務さ? 昨日帰ってきたばっかなのに?」

オレはベットで寝転びながら、忙しなく団服を羽織る背中を見つめる。

「仕方ねぇだろ」

「そうだけどさー」

はっきり言えば、やっぱり不満。
一週間ぶりに逢えたと思ってたらすぐコレだ。


「ユウは寂しくないさ?」

「ない。」


…即答。

ユウらしいというか、何というか。


「オレは寂しいなー。ユウの事大好きだしさー…」


…なんて、ブツブツ言ってると、ユウがいきなり振り返った。
と、思ったら
こっちに近付いてきて、頭叩いてきた。


「いったぁ!」

「馬鹿言ってるからだ、阿呆兎が!」

「だからって…」



…、

心なしかユウの顔が、赤い。



そうだった。

ユウが馬鹿って言うのは、照れ隠し。



「素直じゃないさ、ユウは」

「は?」

「こっちの話ー。」


人一倍照れ屋で、素直じゃない君。

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