D.Gray-man

□フタリ。
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田舎だという事も有り、乗客は少なかった。

神田は窓の外をぼんやりと眺め、その横でラビは黙々と資料に目を通している。
いつもなら喧しく話し掛けるラビだが、疲れているのか、口を開こうとはしない。 教団に帰ると即刻、次の任務が待っている というのも有るのだろう。



静寂は続き、帰路も半ばに差し掛かった頃だった。

神田はふと肩に重みを感じ、視線を下ろす。 見れば、小さく頭を垂らし、ラビがもたれ掛かっている。


「…おい、ラビ」


名を呼んでも反応は無い。 ただ小さな吐息だけが規則的に聞こえた。


「…」


鬱陶しそうに眉を顰めた神田だったが、決してそれ以上 ラビを起こそうとはしなかった。

やがて、自らもそっと瞳を閉じた。




任務の合間、一時の安らぎを。



(二人で居られる時間が


何より愛しい)






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これ…ラビユウ…ですよね…?(聞くな) ユウラビと言ってしまえばそうなってしまいそうな、そんな感じですね…(笑) とりあえず甘くゆるい感じが書きたかったのですよ、うん。 長いモノは書けません(汗)
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