REBORN!
□interval。
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とあるホテルの一室。 山積みにされた書類に囲まれて、ディーノはひたすらにペンを走らせていた…のだが、
「あーもうっ! いつになったら恭弥に会いに行けるんだっ!」
不意に 机をおもいっきり叩きつけ、立ち上がった。
その際に机の角に足をぶつけたらしく、ディーノの声を聞いて部屋に入ってきたロマーリオは、足の先を抑えてへたり込んでしまっているディーノの姿を見る事となった。
「何してんだよボス…」
「っつぅ…」
若干涙声のディーノを起こしてやってから、ロマーリオは溜め息をつく。
「で? 恭弥が何だって?」
「最近ずっと会ってないんだよ! ここんとこずーっと仕事ばっかで…っ」
「それが本業だろうよ…」
「恭弥の家庭教師兼恋人がオレの今の本業だ!」
握り拳をつくりながら、何故か自信たっぷりに言い放つディーノ。
ロマーリオが呆れ顔でディーノを見ていたが、当然の様にそれを無視して続ける。
「きっと恭弥だって寂しがってるに違いないんだ…毎日カレンダーを見つめては会えない日々を数えて溜め息をつき、オレへの想いを募らせつつも ああ、仕事の邪魔をしちゃいけない なんて想いと板挟みになって…」
「…」
完全に妄想の世界に入っている。
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