ガンダムOO

□取り留めもない昼下がり。
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壁の向こうから声が聞こえる。 二人の少女と、一人の青年の話し声。 やがて 二つの足音がだんだんと離れといった。

「刹那、お待たせ」
「別に」
「そう言うなって」

苦笑混じりに部屋へ入るロックオン。 その手には白い箱。

「お土産だってさ」

テーブルの上に箱を置き、蓋を開ける。 ふわ、と甘い匂いが広がった。 刹那はそっとそれをのぞき込む。 中に入っていたのは二つのケーキ。 苺と、それからチョコレート。
ロックオンは手慣れた様子で棚から食器を取り出し、ケーキを皿へと移す。

「どっちにする? 刹那」
「…」

じ、と真剣な面持ちでケーキを見比べる。 やや迷って、苺のケーキを手に取った。

「そっちで良いか?」

刹那は小さく頷いた。 フォークを受け取ってから、一切れをとって口に運ぶ。

「…美味しい」

素直に感想を述べた事にほんの少し驚きつつも、やっぱり子供だなぁと ロックオンは満足そうに微笑んだ。



たわいもない、ほんの些細な昼下がりの出来事を

今はただ、幸せと感じて。





+++
オチ? そんなモノは有りませんね…(爆)
短く纏めたらこんなんになってしまいました。 隙あらば修正はしたいですがー! 我ながら…ゆるい(苦笑) あ、台詞詰めてみました。 何となく。
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