Tales

□今後の方針。
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「この際はっきり言うわ、カイル。 そのポジションに落ち着いてて良いの?!」


宿屋の一室にて、聖女様の思いがけない一言。
これにはカイルも驚き、というか リアラの言葉の意味が分からずキョトンとしている。

聖女様はぽやぽやカイルを一睨み。
今日の彼女は一段と強気だった。



「わわっ! り、リアラ 一体どうしたの?」

「どうした、じゃなくて! 質問に答えなさいカイル!」

「だからっ 言ってる意味が分かんないんだってば! ロニ助けてっ!」

カイルはあたふたしながらも、近くの椅子に腰掛ける兄貴分に お得意の甘え声+潤んだ瞳(本人無自覚)で訴えた。
いつもならこれで一発、だったのだが。

「…」

…居心地悪そうに目を反らされた。

「ロニってば!」

「うぅ…すまねぇカイル…っ!」

本気の彼女に敵うはずない、
ロニは痛いほど自覚していた。


「さあカイル!」

「だーかーらーっ」


--ガチャ。

「何してるんだ、お前ら 騒々しい」


仮面ストーカー・ジューダスの登場。
リアラの尋問(?)の矛先は、忽ちジューダスへと向けられる。

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