Tales

□good morning。
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「……あ。」

ジェイはその家に入った直後、何かを蹴った。

そっと それを見下ろせば、

「…セネル、さん?」


1人の青年が 気持ちよさそうに寝ていた。熟睡している。


(今日はまた一段と凄いな…。
よくもアソコからこんな所まで転がってくるもんだ。)

呆れるというより、寧ろ尊敬に近いモノを ジェイは感じた。


彼の寝相は日々悪くなっている気がする。

まぁ、彼を起こす係は仲間内での当番制の為、毎日観察している訳ではないが。


ジェイは、もはや寝相が悪いというレベルでも無い彼を起こしにかかった。


「セネルさーん?起きて下さいよー……。
やっぱ駄目か。」

呼び掛け位ですんなりと起きたら、こんな係 要らないだろう。

次の方法へ移る事にする。


ジェイは、持参したフライパンを 右手に持ったお玉で叩きだした。


一応、昨日はこの方法で起きたと聞いている。

が、効果なし。



「やれやれ…面倒な人だなぁ。」


何故か楽しそうに呟くジェイ。


(さて、次はどうしようか…。)

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