D.Gray-man
□【ラビ神で五つの御題】
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…オレは、
ただ
ユウに
----溺れる
「…い、おい…」
--ブックマンに心は要らない--
--でも…
「…ラビ、起きろ!」
「ぐぇ?!」
任務の途中、とある駅のホーム。
いつの間にか寝てしまっていたオレは、
…ユウに蹴り起こされた。
穏やかな汽笛の音が聞こえてくる。
「…あれ、もう時間?」
見上げると 仏頂面したユウの姿。
…ああ、駄目だ。
そんな顔してても可愛く見える。
その長い髪も、
瞳も、
声も、
全てが愛おしい。
「行くぞ」
「あ、…うん」
…、
先に歩き出す恋人を、少し遠くから眺めて。
--ブックマンに心は要らない
--でも、今は良いだろ?
「今は、ユウがオレの全て。」
眩しいくらいの太陽を仰ぎ見て、そっと微笑みながら呟いた。
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